(6)0泊3日空港泊・弾丸台湾映画旅行> 映画旅行(台湾/ 2015, 2017)

※こちらのページは葉さんが2017.7/21にご自身のデータ(EVERNOTE)を更新され、長谷川が下記の文章を2017.08/20に更新しました。※

こちら———線から下の文章は、友達の葉さんがまとめてくださった【0泊3日空港泊・弾丸台湾映画旅行】の覚え書きです。
やや強行突破ですが、お金をかけずに行きたい!という方にオススメです。

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 出発10日前ぐらいに急遽行く事に決めた台湾映画旅行の下準備から実行までの覚え書き。
 現地滞在ほぼ24時間で映画を4回、体力が持ちそうならば5回見て、観光も そこそこして、食べたいものを食べる、という欲張りの計画的つめこみ強行突破。
 日本での公開が未定&遅すぎて今すぐにでも飛んで観に行きたいけど台湾行ったことないし どこに行けばいいのかわからん…と考えてる方の参考になればと思ってまとめました。
 今回は幸運にも計画の途中で同行人が見つかったので二人旅になりましたが、基本スピリット設定は初台湾一人旅です。
  行ってみれば東京から4時間弱の漢字圏国、ぼちぼち日本語見かけたり日本語使ってくれもしていたる所にファミマとセブン、と思った以上にハードルの低い台湾。 軽率に飛ぶにはうってつけの国です!

※以下の情報のほとんどは2015年末のものです。少し追記しましたが空港直結MRTやバス停など、2017年2月時点で仕様が変わっていた箇所も多々ありましたので、重要箇所は行く前に最新情報を確認してね!

【下準備】
①往復航空券の確保。
 今回はバニラエアを使用。12月上旬は一年の中でも安い方なのか、LCCだと成田-桃園空港間では6000円代の便も残っていました。この時期しばらくは往復3万円もあれば飛行機から現地での移動全ての移動費は賄えるんじゃないかな?という印象です。
 桃園空港は結構空港泊いけると以前聞いていたので、桃園空港は女性一人旅でも空港泊大丈夫そうか、空港-市内間の移動手段はどうなってるのか色々と確認してから空港泊前提の便で取りました。

②映画の上映場所と時間の確認。
 主目的であるVICTOR FRANKENSTEINが公開3週目で毎日ガンガン上映回数が減っていたので移動計画を綿密に練り練り。ここ ( @movies ) で旅行日程での時間場所を確認しつつ、上映場所が限られてたLEGENDの時間を軸に、VICTOR FRANKENSTEINを複数回観られる映画館を探して決定しました。上映時間は毎日のように変化していたので、必ず日付で確認するようにした方がいいです。
 選択肢があれば映画街のある西門周辺でハシゴしてたと思います。

  ※映画目的の台湾旅行だと、西門周辺(映画街あり)、台北信義威秀影城(4DXあり、近くで映画特別展あり)、美麗華大直影城(超でっかいIMAXあり)あたりがまず候補になるのかな?という印象。
 今回は上映時間の都合で京華城のシネコンにも(黄色で塗った場所)。ここは画面サイズを合わせてない程度の映画館。
…参考画像(2枚)
1:台北の地図(サイト『TRAVEL.TAIPEI』内の地図に加工を加えています)
image
2:MRT(地下鉄)路線図
image
…上記二枚の画像引用元サイト『TRAVEL.TAIPEI』内の 台湾情報>観光マップ / 日本語

③ maps.meで行く&行きたい場所をピン止め。
 オフラインでGPS機能が使え、アグレッシブな方向音痴でもわりあい無事に目的地に着けるので個人的に海外旅の必須アプリmaps.me
 今回の旅では結果的に観光客向けフリーwifiの接続が上手いこといかなかったので、予定遂行の生命線となりました。食べ物屋なども結構登録されていたりしますので、ピン留めして食べたいメニューをメモしておいたりすると便利です。

④移動手段や時間の確認。
 空港-市内間バスの利用法を調べる(【台湾旅行便利ガイド】桃園国際空港→台北駅、台北駅→桃園国際空港への國光客運バスでの行き方【国光】 (NAVERまとめ))
 市内の電車移動はTaiwan Transitというアプリで確認。
 桃園空港と台北駅を繋ぐ桃園機場捷運(Taoyuan Airport MRT)が2017年3月に開業( [台北市>空港・駅・交通(鉄道、船他)] 桃園空港MRT (TAIPEI NAVI)。2月末にちょうど無料の試運転に乗ったので料金システムなど他で調べてみるといいと思いますが(台湾桃園空港から台北駅まで桃園空港MRTに乗ってみた!(料金・路線図・時刻表・2017年) [ブログ『台湾を歩く』])超便利でした。空港-台北間の始発は6時代、終電は23時代だそう(時刻表 直達車(往機場) [桃園捷運])。高所恐怖症の人はちょっと怖いかもしれない。

⑤移動予定表を作る。
 今回滞在時間のわりに観ようとしていた本数が多いのと途中から二人旅になったので結構しっかり作りました。行く場所の住所や映画タイトル等は中国語でメモしておいた方が吉。

⑥旅のしおりを作る。
 スマフォも使えなくなった時のために持っておくと安心。目的地の周辺地図、移動予定表、路線図一覧、飛行機予約表、怪我した時やパスポート・カードの紛失などの緊急時の連絡先などなど。

【実行】
 以下は出発前に作っておいた移動予定表を手直しした、こんな感じで0泊3日しましたという流れと実際にやってみてのワンポイントアドバイス。日本との時差は一時間。
[台湾華語(中国語)『車站』=駅]

8日 22:00  成田第三ターミナル発
9日 01:10  台湾桃園国際空港(桃園國際機場)第一ターミナル着
     (空港泊①、入国②、両替③、シャワー④)
   06:00  [バス]國光客運1819系統(第一ターミナルB1F) 空港発台北市内行き⑤
   07:00  台北車站東3門着
     (朝食⑥、散策⑦)
   09:20  MRT台北車站発⑧
   09:30  MRT南京三民着
   10:10  怪物(VICTOR FRANKENSTEIN)110分 喜滿客京華影城(台北市八德路四段138號B1)⑨
   12:35  同上
      (徒歩移動、軽食、土産)
   16:30  金牌黑幫(LEGEND)132分 台北信義威秀影城(台北市信義區松壽路20號)⑩
     (徒歩移動、土産、夕飯⑪)
   21:10  MRT國父紀念館発
   21:30  MRT剣南路着
   22:00  白鯨傳奇:怒海之心(IN THE HEART OF THE SEA)122分 美麗華大直影城IMAX(中山區敬業三路22號6樓
)⑫
   00:00  
怪物(VICTOR FRANKENSTEIN)110分 美麗華大直影城
10日 02:00  タクシーで台北西站B棟⑬
   02:20  國光客運1819系統 台北西站B棟5番ホーム発⑭

   03:20  台湾桃園国際空港着
     (仮眠)
   07:30  台湾桃園国際空港第一ターミナル発
   11:35  成田着

①空港泊
 治安は日本とそんなに変わらないかな?特に危険は感じない。 行きはトランジットエリア、帰りは出国チェックインエリアで寝てました。寝床探しには苦労しませんがクーラーが寒いのでライトダウンジャケットとストールは必須。日中の台北は春先の陽気でした。

②入国
 滞在先はこれから探すから(嘘)と空欄にしていたら入国審査でちょっと引っかかったので、適当にどこかのホテル名を入れとくといいと思います。

③両替
 1元=3.7円程度。空港で1万円分両替。クレジットはほとんど使わず、映画5回&調子良く買い食い飲み&土産&現地移動費でちょうど使い切ったぐらいでした。

④シャワー
 桃園空港には24時間フリーで使えるシャワールームがいくつかあります。到着荷物受け取りロビー横のシャワーを利用。シャンプーとボディソープと1分ほど使えるドライヤーはある。タオルは持参。

⑤空港からバス
 空港から市内まで1時間程度。全票(大人)は片道125元、往復(來回票)230元。深夜は本数が限られるけど一応24時間営業。

⑥朝食
 食べ物店に限らず映画館やタクシーなどでは必要事項を書いて紙を渡す方式が一番手っ取り早いです。予めメニューが書かれた伝票に客が個数を書き込んでいく場合もあります。テイクアウトは「外帯」、店内で食べるなら「内用」。露天のように1メニューだけを販売しているテイクアウトオンリーみたいな店もわんさかあるので一人では店に入り辛いという人も買い食いしやすい食天国。

⑦MRT
 とても便利な地下鉄。電車内で飲食すると罰金らしい。市内移動なら20元~30元程度。移動で沢山使うようであれば悠遊カード(EASYCARD)を確保するとお得。2017年3月に桃園国際空港と台北車站を繋ぐラインが開業しました。空港-台北駅、片道160元。

⑧散策
 駅で旅行者サービスセンターを探してぐるぐるしてたら結構時間を喰いました。ここでフリーWifiサービス、Taipei Fleeを登録したはずですが結局上手く使えず。同様のサービスにiTaiwanというのがあります。早い時間でなければ空港でも登録できるのでそちらで済ませた方がいいかも。
 台北駅周辺、新しい施設を作ったり前あったものが移動してたりと開発途上のダンジョン感があり、構内案内や地図ももちょっと分かりづらく、多分方向音痴じゃなくても迷います。時間に余裕を持って挑むことをおすすめします。
 2月の旅では台北駅と西門映画街の真ん中ぐらいの場所にある宿に泊まり歩いて西門の映画館に行きましたが、15分強かかり思ったより歩くなあという印象でした。上映時間の都合で夜中に歩いて宿に帰りましたが、大きな通りに面している場所でもあったせいか特に一人の怖さは感じなかったです。

⑨映画館
 大型映画館のチケットシステムは日本のシネコンと大差無し。
 店頭で観たい作品と時間、人数を伝えて席を指定し支払い。ポップコーンやドリンクのセットにするかどうか聞かれます。台湾の映画館は持ち込みもOKらしいです。実際特に何も言われませんでした。開場は5分前が基本なのかな?
 映画の価格は場所や時間、上映方法で変わるようですが、新作上映で一本300元前後、IMAXで400元強というところ。

⑩信義
 信義は周辺に百貨店が多いためか映画館も人が沢山。平日16時代にも関わらずチケット売り場が行列だったので早めの到着が吉。 上映作が多いです。

⑪夕飯
 本当は夜市に行くつもりでしたが強い雨になって来たので店ご飯に変更。雨も風もぬくい。

⑫美麗華
 日本の全IMAXより大きいスクリーンのミラマーIMAXあり。IMAXはもちろんおすすめですが、 Mクラブというちょっと上等な椅子のスクリーンでの上映も、映像が美しく極音上映のような振動が味わえて最高でした。

⑬タクシー
 深夜でも映画館下に何台も待機してました。美麗華→台北西站間、深夜料金で270元程度。約15分。Taipei  Stationと言ってもいまいち伝わってなかったようだったので、紙に書いた方が吉。
 電車がなくなった時間の移動ではタクシーは大変便利ですが、夜一人とかだと時おり犯罪や運転の面で危ない車もあるらしいので、車体が奇麗な車を選び、危険を感じたらすぐ降ろして下さいと言えるようにしておくといいと思います。スピード出してくるのはデフォルトの様子。

⑭バス深夜便
 國光客運、通常時間の4:00~00:20桃園空港行きは台北西站A棟から出ていますが、00:50、01:20、02:20、03:20の深夜便に限っては台北西站B棟5番ホームからの出発なので注意。
(注意:2017年2月の時点で台湾桃園国際空港行き國光客運のバスターミナルは駅周辺工事の影響か乗車場所が変更していました。この時は台北駅東側の東三門を出た所すぐにバス乗り場があったんですが、どうやら3月頃にまた移動となり、今は國光客運台北車站 (国光客運台北ターミナル)の中、地下鉄台北駅M2出口から直結の場所になっているみたいです)

【荷物】
  ちょっと聞かれたのでついでに。
 荷物の預け入れができない航空券だったので、バッグは必然手荷物で入れるサイズで。ランドセル大のバックパックと、メモ帳や財布がすぐ取り出せるよう肩掛けの小さなポーチで機動力抜群に。帰りに土産が入り切らなくなった場合に備えて小さく折り畳めるトートバッグも持って行きました。
 ポーチにパスポートなどの貴重品を入れて抱えていれば空港泊での盗難対策にも。
※行ってみて必要だと思ったもの。(12月、2月末基準)
 現金、クレジットカード、プリペイドカード①、スマートフォン、充電器、雨具、身だしなみ用品、医薬品、ライトダウンジャケット、ストール②、タオル、下着、ヒートテック③、アイマスク④、イヤホン⑤、旅のしおり、メモ帳、筆記具、ジップロック⑥
①プリペイドカード
 万が一盗難に遭った場合の保険用に、海外で使えるプリペイドカードを作ってクレジットや現金とは別持ちしてます。色々な所から出てるようですがNEO MONEY を使用中。念には念を入れてパスポートやカード紛失時の連絡先各種の一覧コピーも一緒に。

②ストール
 薄手であったかくて大判の、何にでも使えるやつがおすすめ。12月の時は基本秋ぐらいのスタイルで、クーラー厳しい空港待合などでライトダウンジャケットを使いました。2月末の時点では、日差しの中歩き回ってTシャツでも暑いぐらいという時間もあれば曇り空でカーディガン&ストールぐらいの格好でちょっと肌寒いぐらいという時もあり。

③ヒートテック
 台湾で脱ぎ日本で着る。

④アイマスク
 同行人が使い捨てのホットアイマスクを持ってきていて頭いい!と思いました。明るい場所で寝付きにくい人は特に。

⑤イヤホン
 耳栓代わりとして重宝。

⑥ジップロック
 使ったタオルや服入れたり、買い食いで食べきれなかったもの入れたり何かと便利。

【あとがき】
 これを書くきっかけとなった映画『VICTOR FRANKENSTEIN』、邦題『ヴィクター・フランケンシュタイン』略してヴィクフラ、その後なんと日本劇場未公開ソフトスルーという憂き目に遭いまして、この時台湾行ってなかったらスクリーンで観れていなかったので本当に行ってよかったと感じてます。その後観に行った『スプリット』は日本でも劇場公開はしましたが、通常のスクリーンしかなかった日本よりも西門の映画街で観た方が抜群に環境がよかったです。どこもわりと音響設備がいいのか極音上映のように振動が来る。驚き。
 公開が遅れる昨今、そして公開すらしない昨今、もう観たいと思って少々の金と時間と旅行が大丈夫な身体があるなら行っちゃえ行っちゃえ!と多少なりとも背中を押すことができていたら嬉しいです。ミラマーでっかいよ!

 ちなみに『ヴィクター・フランケンシュタイン』なんですが、ジャイアニズムを発揮しながらキャッキャと怪物を創るフランケンシュタインをジェームズ・マカヴォイ、その男にサーカスで才能を見出され拾われて綺麗にされのち怪物を創るパートナーとなるイゴールをダニエル・ラドクリフが演じ、創造によって生命倫理をちょっと超えてく二人の男となんかスッと間に入ってくる男たちのいちゃいちゃな話にちょっと女の子と最後怪物がわあーっと出てくるような感じのあれでして、監督を『シャーロック』のポール・マクギガン、脚本を『クロニクル』のマックス・ランディス、他キャストにマーク・ゲイティスやアンドリュー・スコット、ルイーズ・ブリーリーといったシャーロック勢や『ダウントン・アビー』のシビルお嬢様ジェシカ・ブラウン・フィンドレイや『パレードへようこそ』の麗しい青年フレディ・フォックスなど豪華な人たちを迎えまして、こういい感じに歴史衣装とスチームパンク的なビジュアルでこう、マカヴォイがあらゆる体液飛ばしてるんで観てください!!

映画旅行(台湾・韓国)目次

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